ウォー・リグ

『怒りのデス・ロード』を象徴する巨大トレーラー
ウォー・リグは、2015年に公開された映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』に登場した巨大な武装トレーラーです。
荒廃した近未来の世界を支配する独裁者イモータン・ジョーの軍団が所有し、水やガソリン、母乳といった貴重な物資を運搬するための重要な役割を担っています。
この巨大なマシンを操縦するのは、フュリオサです。ベースとなっている車両はチェコ製の大型トラック「タトラ・T815」と、シボレーのセダン「フリートマスター」のボディを溶接して組み合わせたもので、独特のキャビン形状を持っています。
まさに本作を象徴する、圧倒的なスケール感を持つマシンといえるでしょう。
荒野を駆ける移動要塞としての武装と特徴
ウォー・リグの特徴は、無法地帯であるウェイストランド(荒野)を横断するために施された、重武装と堅牢な装甲です。
車体のフロント部分には、敵の車両を跳ね飛ばすための巨大な排障器(カウキャッチャー)が装備され、キャビンやタンクの周囲には無数のトゲや頭蓋骨の装飾が配置されて敵の接近を防いでいます。
さらに、随所に銃座などが備えられており、ウォー・ボーイズたちが同乗して戦闘を行います。動力源としては強力なエンジンを搭載しており、巨大な主タンクの後方にさらに球状の燃料トレーラーを牽引しているため、その巨体に似合わない驚異的なパワーと航続距離を誇っています。
フュリオサの反逆と自由への逃避行の舞台
映画の中でウォー・リグは、単なる乗り物以上の重要な意味を持っています。フュリオサがイモータン・ジョーに反旗を翻し、彼の5人の妻たちを連れて「緑の地」へと逃亡するための足として選ばれたのがこのマシンでした。
道中で主人公のマックス・ロカタンスキーが合流してからは、追跡してくるジョーの軍団や他の暴走族たちから身を守りながら走り続ける、熾烈なカーチェイスのメイン舞台となります。
希望を求めて荒野を爆走し、幾度となく危機を乗り越えていくウォー・リグのボロボロになりながらも突き進む雄姿は、自由と贖罪を求める彼らの闘いの象徴と言えるでしょう。
