パトロールオートバイ(カワサキZ1100)

マッドマックスの世界でも、特にバイク好きに見てほしいのは初代なんですよね。『怒りのデス・ロード』もまあまあバイクは出てきますが、もう原型が何なのかは全然分からないんですよね。その点初代は、「あ、カワサキZ1100だな」と何となく分かるわけですし、手に入れたら所有感がありそうですよね。

イカれたカスタム車が続々出てくるマッドマックス

マッドマックスに出てくるクルマはとことんイカれていますけど、バイクだって負けず劣らずイカレています。良く言えばオリジナリティーにあふれていますね。

『怒りのデス・ロード』に至っては……まあ「V8!」と叫びながらハンドルを掲げるエンジン信仰ともいうべき価値観を有するという背景も相俟って、元となっているバイクの形もわからないほどにゴテゴテなカスタムが施されています。

初代で出てくる暴走族のオートバイには、カワサキZ1100、ホンダCB750など日本のバイクが使われてはいます。ですがやっぱりレプリカとしての一番人気は、マックスの親友ジム・グースが乗るパトロールオートバイでしょう!独特なフルカウルボディは今でもかなりのファンがいて、グース・バイクをモチーフにするビルダーも多いくらいですし、個人的に作らせているフリークも今なお存在します。

グースのバイクはカワサキZ1000ベースですが、レプリカとして組み上げる場合はカワサキ・ゼファー1100やカワサキ・ZRX1200、あるいはスズキGSX1400なんかをベースにすることもありますね。オリジナルにこだわらないならZ1000でも十分に近づけられます。

カスタムバイクなりの売り方がある

グース・バイクと分かるほど本格的に手を入れ込むと、手放す際にも結構苦労します。やはり業者はノーマルな状態で引き取りたいと思うでしょうし、こんなフリーク向けのバイクは大衆向けにバイクを売るのが得意な町のバイク屋さんではまず捌ききれないでしょう。

暴走族っぽくないデザインから外しているところが秀逸なグース・バイクですが、知らない人が見ると「これ暴走族が乗ってそうだなあ…」と思わせかねないデザインではあります。

カスタムバイクに強い業者といったらバイクワンでしょうか。「カスタムも大歓迎!」みたいなスタンスを押し出しているのはここが印象的ですね。グース仕様まで作り変えたバイクを、割と高値で買い取ってくれそうなのはバイクワンくらいかもしれません。ここなら多分自力でパーツ単位でばらして、別のフリークたちに売るでしょうし。

>>バイク買取専門店バイクワン

バイクの査定は複数社に見積り依頼するのが鉄則ではありますが、フルカスタム車は値段にバラつきが出てしまいます。闇雲に見てもらうよりも、特にこういったカスタム車に力を入れていそうな業者に絞って査定士を呼ぶほうが良いかなあとは思います。