ブラック・インターセプター
第一作に登場した車、「ブラック・インターセプター」
ブラック・インターセプターは、1979年に公開された映画『マッドマックス』に登場したマシンです。
映画の舞台である近未来の時代に合わせた独特のフォルムが特徴のブラック・インターセプターは、主人公であるマックス・ロカタンスキーの相棒兼武器という役割が与えられています。
ブラック・インターセプターの仕様
ブラック・インターセプターは、警官である主人公マックスが属していた警察組織の1部署であるMFP(メイン・フォース・パトロール)で開発されたパトカーです。
別名が「ブラック・パーシュート・スペシャル」ということもあり、追跡に特化したハイスピードをたたき出すパトカーとなっています。
ブラック・インターセプターにもインターセプターは登場しますが、そのどれもがイエローやブルーなどのカラーリングなので、黒一色に塗られたブラック・インターセプターはかなりインパクトのある存在として描かれています。
ブラック・インターセプターの仕様上で特徴的なのが、車体のサイドに突き出た8本のマフラーです。
V8エンジンという実際の車にはない構造もこのマシンの存在感を高めている要素の1つです。
そして、最大の特徴と言えばウェイアンド社製スーパーチャージャーを忘れてはいけません。
ボンネットから突き出したスーパーチャージャーは、正に架空のマシンブラック・インターセプターを象徴するパーツです。
『マッドマックス』第1作目でこのスーパーチャージャーを搭載したブラック・インターセプターを見た車好きは、きっと度肝を抜かれたことでしょう。
劇中での見どころ
ブラック・インターセプターの劇中の見どころは、やはりスーパーチャージャーの稼働シーンです。
スーパーチャージャーは前述の通り、作品の演出を盛り上げるための架空の装置です。
そのためここぞというシーンで使用されるのですが、そのシーンがとってもかっこいいので是非たくさんの方に見てもらいたいです。
主人公マックスは、自身の復習を果たすためにMFPからブラック・インターセプターを盗みます。
復讐の相手である暴走族たちを追撃するべくブラック・インターセプターに乗り込んだマックスは、暴走族を追い詰めたところでスーパーチャージャーを稼働させます。
このスーパーチャージャーにより暴力的なまでに加速したブラック・インターセプターは、復習相手の暴走族たちをバイクごとなぎ倒す武器に代わるのです。
文字で書いてみると、「どんなシーンだよ!」と突っ込みたくなりますが、それはもう大迫力の壮絶なシーンとして世界中の人を圧巻しました。
実際、なぎ倒された暴走族の方たちはあまりにも悲惨な状態になっていたため、スタントマンの安否が観客に心配される事態になりました。