アニャ・テイラー=ジョイ

アニャ・テイラー=ジョイが演じるフュリオサの役柄

映画『マッドマックス』の中でフュリオサが初めて登場したのは、2015年公開の『マッドマックス 怒りのデス・ロード』です。
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の舞台は、水や石油などの資源が尽きかけた世界。
愛する家族を失った失意で無感情に生きる元警官マックスと、恐怖で民衆を従え、資源を独占しているイモータン・ジョーに反逆するフュリオサの姿が描き出された作品です。

世界的な大ヒットとなったこの作品は、アクション作品としては異例中の異例であるアカデミー賞作品候補に認定されたほか、10部門にノミネートの後、6部門を受賞するという快挙を成しとげました。
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』でフュリオサを演じたのはシャーリーズ・セロンで、自らバズカットを申し出るなどインパクトのある役柄をさすがの女優魂で熱演していました。

そんなフュリオサが、2024年に『マッドマックス』最新作として帰ってくることが決定しています。
『マッドマックス:フュリオサ』というタイトルの通りフュリオサが主役の作品で、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』で登場したフュリオサよりも若い時分のフュリオサの生き様が描かれます。
この若かりし頃のフュリオサを演じるのが、アニャ・テイラー=ジョイです。

『マッドマックス:フュリオサ』では、家族と離れ離れになってしまった若きフュリオサが、必ず故郷に帰るという誓いを胸に、さまざまな試練に立ち向かっていく様子が描かれます。
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のフュリオサが、丸刈りで義手という衝撃的なビジュアルを持つ役柄だったので、最新作ではどのようなキャラクターに仕上がっているのか今からとても楽しみです。

アニャ・テイラー=ジョイの経歴

『マッドマックス:フュリオサ』にて主演を演じるアニャ・テイラー=ジョイは、アメリカのフロリダ生まれ、イギリス・アルゼンチン育ちの女優です。
キャリアのスタートとしてはモデルでしたが、長編映画『ヴァンパイア・アカデミー』でスクリーンデビューしました。
世間で最初に注目を浴びた最初の作品は『ウィッチ』で、魔女と疑われた女の子を熱演し、同作品で第70回英国アカデミー賞ライジングスター賞の候補になるなど、高い評価を得ました。

その後、いくつか作品を経て、M・ナイト・シャマラン監督が手掛ける『ミスター・ガラス』でヒロイン役に抜擢され、さらなる注目を集めたのち、Netflixの人気ドラマシリーズである『クイーンズ・ギャンビット』でブレイクし、ゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞しています。
最近では、アニメ映画である『ザ・スパーマリオブラザーズ・ムービー』のピーチ姫の吹き替えを担当しました。